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ドラマCD記念インタビュー2

ドラマCD「帝都のフロントクラーク〜松屋町千代鶴の記憶〜」

脚本担当 玻都もあ 様 その2

———これまでも多くの作品を執筆されていますが、今作はドラマCDの脚本での参加という形になりました。いつもと、何か変化はありましたか?

元々の本業が漫画家でして、近年の仕事もキャラクターデザインやゲーム制作のウェイトが大きく普段は視覚効果を重視する表現手法を使うことが多いので、時折こうして音声作品を担当させて頂く機会がやってくると「如何にして絵に頼らずに感情を伝えるか」という点で頭を使いますね。

———苦労した点をあげるとすれば、どこですか?

とんでもない重責を半ば押し付けられるような形で背負うことになったにも関わらずどうにか気持ちに折り合いをつけてきちんと仕事をこなしている10代半ばの女の子、という千代鶴のキャラクターに説得力を持たせるにはどうすればいいだろうかと随分悩みました。

———キャストの音声が入って印象が変わったところなどあるのでしょうか?

やはり千代鶴の人物像です。前述の通り千代鶴は今回が初登場で音声が付くのも初ということで、やはり実際に音で聴くと書き手としても印象が変わりますね。厳密には"印象が変わる”というより"具象化する"と言った方が良いかもしれません。キャラクターが役者さんの力で具体的な姿を得る瞬間はいつもドキドキします。


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